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失われた映画を求めて@早稲田大学小野記念講堂 昨日から一向に良くならない酷い寝違いに加え、冬本来の寒さを思い出すのに充分すぎる気候と、挫けてしまう自分を幾らでも正当化できる要因が揃っていたというのに、まるで何かにとり憑かれたように出かけてしまったのは、何も入場無料だけが原因ではないだろう。駆けつけられる環境に居る身としての使命といったら何とも大袈裟だが、それに似たような想いで結局13:30から18:00まで、途中15分程度の休憩を挟んで存分に堪能した。そして終了後には寝違いも治ってたという嬉しいオマケ付き。 第一部:D・W・グリフィス最初期短編作品集(1908-09年) ①『質屋の老アイザック』(1908、ウォレス・マッカチオン) ②『透明液』(1908、ウォレス・マッカチオン) ③『宿屋の主人の娘』(1908、D・W・グリフィス) ④『インディアンと子供』(1908、D・W・グリフィス) ⑤『男と女』(1908、D・W・グリフィス) ⑥『宿命の時間』(1908、D・W・グリフィス) 原作のみの①と出演のみの②を除いた③~⑥がグリフィス監督作。1本あたり15分にも満たないワンリーラー(一巻ものの短篇)の魅力炸裂。とりわけスー族の青年が悪者白人を退治する④と、派手な帽子の女探偵が登場する⑥が素晴らしかった。カヌーを使った追跡シーンが印象的な④には、青年が望遠鏡を覗くショットに続いて、丸い形にマスキングされた、所謂“見た目”のショットが早くも存在していて驚く。驚いたといえばもう一つ。グリフィスといえば“ラスト・ミニッツ・レスキュー”(間一髪の救出)の手法が有名だが、それが何と⑥で既に使用されていたのであった。 第二部:無声映画の断片集──復元されたコレクションより ①『怪盗沙弥麿』(1928、小石栄一) ②『篝火』(1928、星哲六) ③『女の一生』<4分間の断片>(1929、ジョセフ・フォン・スタンバーグ) 中国・大連の骨董屋で発見されたという③を観れただけでも貴重な体験だったのに、川喜多長政氏が3本の作品をくっつけてヨーロッパに紹介したオムニバス映画『ニッポン』の中の①と②(残る1本は『大都会 労働篇』)も充分に面白かった。とはいえ、もとはサイレントなのにアフレコでトーキーにして(留学などでドイツに在住していた日本人を総動員したそうです)、ドイツ語の字幕を入れたという珍品ゆえに、所謂レアものならではの面白さの方が勝ってた気もする。その後は終了時間までをフルに使い切って、製作した年・国・人も判明しないサイレント映画を多く含む断片集を何巻か観る。重ねて言うがこれだけの内容で入場無料なんだから、いくら感謝してもし足りない感じ。有り難や。 『モンスター・ハウス』(2006、ギル・ケナン)@チネグランデ 100年近く前に撮られた映画や映像の断片ばかり観てたら、無性に現代映画の新作が観たくなってしまった。という訳で、レイトショー割引(1,200円)にて鑑賞。悪くなかった。
by higurashimap
| 2007-01-20 23:59
| 観た映画
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